クエン酸カルシウムとマカの更年期の女性への効果

 
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マカの更年期の女性への効果




De la Cruz Asto, Omar; Herencia Enriquez, José Alvino; Saldaña Tuesta, Fredy 
ペルー・イカ大学 薬学・生化学学部 (1991年)


概要
更年期の女性が避けて通ることのできない悩みの1つに骨粗しょう症がある。骨粗しょう症の原因はエストロゲンの分泌量が減る、またはなくなってしまう事である。更年期の女性の卵巣はホルモンを分泌する機能が低下するため、骨粗しょう症になりやすいのである。

骨粗しょう症の予防のために薬を使うことも1つの方法であるが、例えば現代のホルモン代替療法は子宮ガンや乳がんを進行させると考えられており、これに頼る事は危険を伴う事も確かである。それではホルモン代替療法を使えない場合、骨粗しょう症の予防のためには何をしたらよいのか。そこでエストロゲンの働きがあると確認されているマカにカルシウムを加え、ホルモン代替療法に匹敵し、骨粗しょう症を防ぐ作用があるマカを作ることになった。 

当実験では、エストロゲン作用を持つマカと酸性のクエン酸カルシウムを同時に摂取することにより体によい効果があり、骨粗しょう症の予防にもなるのではないかという考えを明らかにするために行った。



実験
@被験者の選別 
不定期にマカを飲んでいる更年期の30人の女性が、クエン酸カルシウムを含むマカの実験の被験者となった。その際、更年期特有の症状以外の病気の症状がなく、少なくとも実験前3ヶ月は薬を飲んでいないことを参加の条件とした。

A マカの構成 
マカに、卵の殻とレモン汁から作られたクエン酸カルシウムをカルシウムとして加えた。その構成は以下のとおりである。

 マカ 150 mg. 
 クエン酸カルシウム (62.5 mgのカルシウムに相当)  50 mg.
 ipagin (保存料) 0.13%
 補形薬 400 mg



結果

30人の被験者の更年期の症状

睡眠中の息苦しさ 67.85%
発汗 82.14%
記憶力の低下 17.86%
偏頭痛 85.71%
神経過敏、イライラ 67.14%
鬱の傾向 25.00%
不眠 71.43%




実験後に28人の女性が訴えた症状 

睡眠中の息苦しさ 14.40%
発汗 28.80%
記憶力の低下 3.57%
偏頭痛 24.42%
神経過敏、イライラ 7.14%
鬱の傾向 0.00%
不眠 14.30%



49-55歳の健康な女性の黄体形成ホルモンと血中のカルシウムの値
(実験前と実験後)

イニシャル 年齢  実験前 実験後
      LH UI / ml Ca ++ Mg% LH UI / ml Ca ++ Mg%
N.V.Y 50 22.0 8.9 13.5 7.1
E.G. 50 0.9 6.5 0.17 10.5
R.A. 51 4.6 4,1 0.42 6.9
Y.E.B. 49 3.6 6.0 0.3 7.2
M.A.T 50 1.1 5.3 0.31 5.8
R.E.B 49 56.0 7.3 0.8 8.1
R.G.C 51 9.0 5.6 7.0 8.3
B.C.H 51 56.0 8.4 23.5 8.9
F.R.V.M. 53 10.5 5.7 1.5 6.2
M.A.O.P  51 13.4 6.2 1.7 8.2
M.Z.Z.R 50 7.4 7.5 0.9 9.4
C.R.A.G 54 40.10 5.5 12.10 7.5
J.G.A. 51 23.10 6.9 5.6 7.5
L.H.B 50 16.2 7.3 2.00 8.2
L.B.B. 55 53.0 5.1 12.5 6.3
A.J.Z 52 27.8 7.9 9.7 9.5



49-55 歳の被験者グループの実験分析

人数(16) 平均 信頼度 95% 最大 最小 標準偏差
               -95% +95%          
年齢 50-55 51.06 50.160 51.564 49 55 1.691
LH 実験前 21.54 11.085 32.001 0.9 56 19.625
Ca実験前 6.51 5.814 7.210 4.1 8.9 1.309
LH 実験後 5.75 2.126 9.373 0.17 23. 6.799
Ca実験後 7.85 7.14 8.540 5.8 10.5 1.269

49-55歳の女性のグループの実験前と実験後の黄体形成ホルモンのレベルの差は非常に大きい。また、49-55歳の女性のグループの実験前と実験後のカルシウムのレベルの差は非常に大きい。 


 

結論
更年期の女性の骨量の低下(骨粗しょう症)の主な原因はエストロゲンレベルの低下である。この実験では、マカとクエン酸カルシウムを使う事で、骨粗しょう症に対する効果が倍増するということを提案している。体にエストロゲン作用(マカ)とカルシウムイオン(クエン酸として)を取り入れる、すなわち実験に参加した女性が我々の作ったマカを摂取したことにより骨量の低下を防いだことがわかる。


49歳-62歳までの女性28人の黄体形成ホルモンと血中のカルシウム(Ca++)の変化

  実験前 実験後
黄体形成ホルモン 24.4536 UI/ml(LH) 9.6286 UI/ml(LH)
血中のカルシウム(Ca++) 6.92143 mg%(Ca) 7.78571 mg%(Ca)


この結果から、マカを飲む事によって、黄体形成ホルモン(減少)と血中のカルシウム(Ca++)(増加)に大きな変化を生ずることがわかった。

更年期特有の体調不良(息苦しさ、寝汗、不眠、偏頭痛、イライラなど)がマカとクエン酸カルシウムを飲んだ後では著しく減少した。



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