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■実験方法
実験に使われた動物は雌の羊100頭で、50頭ずつ2つのグループに分けた。
| T1 |
餌にマカをまぜたグループ |
| T2 |
マカを与えなかったグループ |
T1の羊には牧草の他に1頭につき100gの抽出マカを300ccと共に加熱し、ミキサーにかけたものを発情期の雌の羊に交尾の前15日間に渡って毎日朝6時に与えた。
■実験結果
【雌羊の体重】
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T1 |
T2 |
| 羊の数 |
50 |
50 |
| 実験前の平均体重(kg) |
37.60 |
36.70 |
| 実験後の平均体重(kg) |
40.70 |
37.20 |
| 平均体重増加(kg) |
3.12 |
0.53 |
| 一日の平均体重増加(kg) |
0.208 |
0.035 |
| 体重増加割合 |
8.30% |
1.44% |
実験中の二つのグループT1、T2間(交尾前15日間)の体重増加率には大きな違いが見られた。
【各グループの羊全ての固体が発情を完了するまでの日数】
交尾前にマカの抽出物を与えられた
T1グループの羊は強い発情のサインを示し、それが2日間継続することもあった。一方、牧草だけを与えられた
T2グループ羊の発情はノーマルな状態で、中には発情の兆しがみられないものもあった。
T1グループの羊は最初の4日間で全ての羊に発情が見られ交尾が行われたが、T2グループの羊は50頭全ての交尾が終るまでに11日間かかった。
○生まれた子羊の雄/雌の割合
| |
T1 |
T2 |
| 子羊の合計 |
44(100%) |
26(100%) |
| 雄の数 |
30(68%) |
7(27%) |
| 雌の数 |
14(32%) |
19(73%) |
|
T1グループの子羊の雄の割合はT2グループの雄の割合よりも高かった。
○不妊、流産、正常妊娠の割合
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T1 |
% |
T2 |
% |
| 不妊 |
- |
- |
13 |
26 |
| 流産 |
6 |
12 |
11 |
22 |
| 正常妊娠 |
44 |
88 |
26 |
52 |
| 合計 |
50 |
100 |
50 |
100 |
|
表からわかるように、T2グループの不妊と流産の割合は、T1グループに比べてかなり多い。このことから交尾の時の栄養状態が悪いために、妊娠しなかったり、流産する結果が生じているということがわかる。
○妊娠した羊の数
| |
T1 |
T2 |
| 妊娠した羊の数 |
50 |
37 |
| 妊娠した割合(%) |
100 |
74 |
T1グループの羊の受胎率は100%、T2は74%であった。マカの抽出物を交尾前に与える
ことは、アンデス地域の高地では大いに意味のあることであるといえる。
○生まれた羊の数と受胎率
| |
T1 |
T2 |
| 生まれた子羊の数 |
44 |
26 |
| 不妊や流産せず正常な出産した割合(%) |
88 |
52 |
○焼印を押す時点での子羊の体重は、交尾前にマカを食べた母親から生まれた子羊の方が、食べていない母親から生まれた子羊よりも重い。すなわち、生まれた後の羊の生育は生まれた時の体重によるところが大きいということがわかる。
| |
T1 |
T2 |
| 子羊の数 |
44 |
26 |
| 標焼印をおした子羊の体重 |
9.10 |
6.00 |
| 焼印をおした子羊の体重 |
11.50 |
7.53 |
○この実験の中で得られたデータ
| |
T1 |
T2 |
| 交尾した雌羊の数 |
50 |
50 |
| 生まれた子羊の数 |
44 |
26 |
| 交尾数に対する出産数の割合 |
68% |
52% |
| 焼印を押した子羊の数 |
41 |
25 |
| 交尾数に対する焼印を押した子羊の割合 |
82% |
50% |
| 死亡した子羊数 |
3 |
1 |
| 子羊の死亡率 |
6.8% |
3.84% |
上記の表からわかるように、交尾の前に15日間マカ抽出物を与えられたT1グループの方がよい結果が出ていることがわかる。
○使用されたマカの化学分析
| 栄養素 |
% |
| 水分 |
28.75 |
| たんぱく質総量 |
12.30 |
| エーテル抽出物 |
6.60 |
| 繊維質 |
8.40. |
| 灰分 |
5.25 |
| 窒素を含まれない抽出物 |
61.30 |
○マカ100g中のビタミンとミネラル(mg)
| カルシウム |
184.00 |
| リン |
87.00 |
| 鉄 |
52.20 |
| 銅 |
5.12 |
| ビタミンC |
60.30 |
| ビタミンE |
86.70 |
| プロビタミンA |
10.80 |
出典:Daniel Carrion 大学
※無断転載を禁じます。
表からわかるように、マカのカルシウムとリンの含有量は高く、自然の牧草を食べる動物の必要量をカバーしている。鉄分は動物の貧血を防ぐのに十分な量である。他のミネラルに比べ、銅の含有量は低い。ビタミンの量はビタミンC、E、Aの量が多く、EとAは繁殖に関して重要な働きをする。 |
■結論
@マカの抽出物を100gと300ccの水(前もって火にかけ、攪拌したもの)を15日間与えたところ、雌羊の体重が3.12kg増加した。
Aマカを飲んだ雌羊の発情はより強く現れたが、このことは交尾させる適切な時を見計らう上で大切なことである。
B排卵のサイクルに関しては、マカの抽出物には15日に調整する作用がある。16日は46%、18日は54%、これはノーマルな長さであると判断される。
Cマカが栽培されるアンデス地域の高地ではマカの摂取が繁殖と体重増加に対してよい影響を及ぼしている。この地域の雌羊の平均体重は5キロ、元気で強い子供が生まれている。
Dマカを飲んだ母親から生まれた子羊には雄が多く、68%にも達した。
Eマカを飲んだ雌羊の受胎率は100%、出生率は88%だった。
F焼印を押す時点での子羊の体重は、マカによって間接的に影響を受けている。重い体重で生まれてきて、その後の発育にも問題がなかった場合、その後の体重増加も早い。したがって繁殖期、時に交尾前、妊娠中、授乳中に雌羊によい栄養を与える事は大切なことであるということがわかる。
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※これは羊での実験ですから人間にあてはまるか疑問があるかもしれませんがペルーではクイ、牛で同じような研究結果が出ています。 |
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