キナノキ

 
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HOMEアンデスのハーブ > キナノキ

● キナノキ Chinchona spp ●
アカネ科

 

どんな植物?
マラリアの治療薬であるキニーネの原料で、長い間世界中で広く使用されてきました。
樹皮は苦味を持ち、キナノキそのものやその成分であるキニーネは、香味強壮飲料として用いられます。


歴史
ペルーの熱帯地方の山岳地帯原産で、ペルーの先住民族は長きに渡って熱や消化器系の病状や感染症にキナノキを用いています。1633年にペルーのイエズス会によるキナノキに関する記載があります。現在ではインドやジャワ、アフリカの一部でも栽培されるようになりました。


キナ皮の中でもキニーネは、第一次世界大戦で代表的なマラリアの治療薬でした。1960年代以降、マラリア原虫に対する合成薬品クロロキンの耐生菌が現れたため、マラリアの予防と治療に再びキニーネが使われるようになりました。

キナノキのすばらしさ
マラリアに対する治療だけでなく、熱や消化器系の症状にも用いられます。苦味成分であるキノビンは強壮薬として、唾液や消化液の分泌を促進して食欲を刺激し、胃腸虚弱を改善します。のどの痛みや感染症には、煎液でうがいすると効果的です。また、他のアルカロイドと同様に筋肉の抗痙攣作用があり、こむら返り、金縛り、関節炎などの緩和にも使われます。ただし、大量に用いるとキニーネ中毒でこん睡状態や死に至ることもあるので、使用を制限している国もあり、コカノキと同様に専門家の指示のみで使用できます。


主成分
アルカロイド(15%以上)、主にキノリン・アルカロイド(キニーネ、キニディン)、インドール・アルカロイド(キンコナミン)苦味トリテルペン配糖体(キノビン)、タンニン、キニン酸キニディン:うつ状態に対する強心薬として使われ、心拍を抑え、不整脈を改善するキニディンも含みます。


学術研究
今までに徹底した研究が行われ、その薬理作用は完全に確立したものです。

 

 
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