
キナ皮の中でもキニーネは、第一次世界大戦で代表的なマラリアの治療薬でした。1960年代以降、マラリア原虫に対する合成薬品クロロキンの耐生菌が現れたため、マラリアの予防と治療に再びキニーネが使われるようになりました。
キナノキのすばらしさ
マラリアに対する治療だけでなく、熱や消化器系の症状にも用いられます。苦味成分であるキノビンは強壮薬として、唾液や消化液の分泌を促進して食欲を刺激し、胃腸虚弱を改善します。のどの痛みや感染症には、煎液でうがいすると効果的です。また、他のアルカロイドと同様に筋肉の抗痙攣作用があり、こむら返り、金縛り、関節炎などの緩和にも使われます。ただし、大量に用いるとキニーネ中毒でこん睡状態や死に至ることもあるので、使用を制限している国もあり、コカノキと同様に専門家の指示のみで使用できます。
主成分
アルカロイド(15%以上)、主にキノリン・アルカロイド(キニーネ、キニディン)、インドール・アルカロイド(キンコナミン)苦味トリテルペン配糖体(キノビン)、タンニン、キニン酸キニディン:うつ状態に対する強心薬として使われ、心拍を抑え、不整脈を改善するキニディンも含みます。
学術研究
今までに徹底した研究が行われ、その薬理作用は完全に確立したものです。
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